tiwakuromamaのブログ

シングル母です!息子さんと娘さんとtiwakuroとの日常

出棺・火葬

溢れる生花に埋め尽くされた元夫さんの棺が閉じられました


自動の台車に移されゆっくりと会場を後にします
会場の外にはたくさんのボランティア関係の方 友達が帰らずに棺を見送ってくれていました


義母が遺影を抱きその後に私たちが続きます


義父も義母の私を親族として扱ってくれました
もちろんそれは私がお願いしました
子どもたちと一緒に親族として最後のお見送りをさせてほしいと


親戚の人は元夫さんの訃報の連絡の時に私たちが離婚したことを知ったようです
元夫さんは義両親にもあまり詳しく伝えていなくて
元夫さんの実家に行ったときに
あなたたちはいったいどうなっていたの?離婚届けは出しているの?と確認されました


自動の台車はゆっくりゆっくりみんなの前を通り火葬場へと運ばれて行きました


もうどうやっても止められません
火葬場へと到着し棺が火葬機の中へ入れられました
扉が閉じられて係の人がボタンを押しました


中からボワァーーと勢いのある炎の音が聞こえてきました


胸が苦しくてたまらなくなりました
なぜ最後まで一緒に居なかったのだろう
どうして離婚してしまったのだろう
なんで逝ってしまうの?
これからどうしよう
子どもたちの事は誰に相談すればいいの?
息子さんは元夫さんだが大好きなのに
娘さんだって元夫さんが大好きだし


私は・・・・・
20年一緒に居たら愛しているなんて感情はどこかへ行ってしまっていたのは事実
でも 感情的に怒ったり泣いたり 助けてもらったりそんなことができる相手は元夫さんだけだった
両親にさえもうそれはできない年齢だから(いい大人だから)
よく空気みたいな存在っていうが元夫さんはいて当たり前の存在だったんだ
喧嘩するのも 気を使わないのも 愚痴が言えるのも元夫さんだけ
離婚してもすぐに連絡取れるのは元夫さんだけ
子どもの事を相談できるのも元夫さんだけだったんだな


元夫さんは息子さんにいつもこんなことを言っていた
「人間 どんなことでも失敗したらいつでもやり直せばいい 何歳からでもやり直せる」
そのたびに私はこんな風に反論していた
「それは違う やり直しできないこともある 失敗に気づいた時にはすでに遅すぎたということもある」


元夫さん・・・・聞いてますか?
ほらね、私の言う事は正しかったでしょ?
人間やり直しができるなんてきれいごとなんだよ
私はもうどんなに失敗に気づいてもやり直しできないよ
どうしたらいい?