息子さんがほんとに消防士になってしまった
正直に書くと未だに信じられないけど・・・

保育園の時は園を脱走して担任の先生に「落ち着きのない子は多動症という病気の場合もあるんですよね～」なんて言われて知り合いの小児科医に速攻で相談に行き大学病院紹介してもらったことがある
特に全く問題ないと言われてとりあえず様子見てあまりに困ったらもう一度来てくださいと言われて家に帰った

そのことを園の担任に言うと「えええっ！！私そんなつもりで言ったんじゃないんです 汗　すみません～　(;´∀｀)」ってさ・・・・

小学校入学式ではじっとできないで 担任の先生に手をつながれて入場したし
教室でもきょろきょろ落ち着きなくて知らないお母さんに「じっとしなさい」と注意された
宿題や片づけなどなかなかできない
字は汚いから読めない
やった宿題をもっていくのを忘れる
何年生だったか？担任に「なんて子でしょう！！」って言われた・・・

中学でも授業ノートは書かない
提出物は忘れる
宿題はしない

私にケツをたたかれてとりあえず定期テストだけではなんとかやっていたけどそれもケンカしながら・・・
なぜちゃんとできないのかと悶々と子育てする日々
そのうち私ちょっとおかしかくなったんだと思う
言う事聞かせるためにどうすれば良いのかばかり考えるようになって元夫さんとも衝突

なんとか希望の高校に入学した息子さん
入学式帰りには「勉強も頑張って大学行く」と息巻いてたのも束の間で元夫さんとの離婚が本格的になり入学早々に父親について行くか嫌いな母親と住むかとかなんとも落ち着きのない高校生活の始まりで勉強もやる気なし
定期テストは毎回 数教科は赤点（４０点以下）　
そして毎年仮進級で追試追試

私は大学に行って欲しかったけど毎年仮進級の子の学力はもちろんよろしくないわけで・・・・
息子さんも奮起しようなんてさらさらなく
勉強しなくても入れる専門学校へ行った

息子さん曰く「俺は大卒区分で公務員試験をパスすることはできないから専門学校で高卒か短大区分で公務員試験を受ける　だから大学じゃなくて専門学校に行く」という事だったらしいけど

いやいや単に受験勉強する気が無くてさっさと進路決めてバイトしたかったんでしょ？って感じ　私から見たらね( 一一)

でも高校卒業間近に元夫さんが急死

父親の死の前までは「最悪　就職（消防士になれなくても）できなくてもお父さんの会社で働ける～」って考えがあったはず
それは息子さんの態度からも感じ取れた

でも思いがけない父親の死で
息子さんの周辺が一気に変わったと思う

急にお金の心配が出てきて
父親の会社は祖父が引き継ぎ
最悪の事態には当てにしていた父親の会社で働くという見込みは非常に厳しい状態・・・
父親の下でぬくぬく働くのと祖父の下で働くのとでは意味合いが違ってくる・・・
それでもしばらくの間は専門学校に行くか 会社を継いでみるか・・・って迷ってたみたい

私は反対した
「もう会社の事は考えるな　未成年の今のあんたが会社をどうのこうのできる状態ではない　働くという事の右も左もわからないクソガキが一時の感情で動くな　確かに父親の死後　息子が会社を継いだってなれば美談で回りや親戚一同はあんたの事を父親思いの優しい息子だと褒め称えてくれるだろう・・・で？その先は？誰が助けてくれる？誰が借金を返してくれる？誰が社員の生活の責任を取る？今のあんたにそれができるのか？」

父親大好きな子どもの思いを汲んでやれない酷い母親かもしれないけど　私は私で息子さんを守っていかないといけない
だから嫌われてもどうやっても息子さんのマイナスになると予想できることは何としてでも避けないといけない
そんな思いで息子さんにはきつい言い方をした

それが3年前　もうあれから３年経ったんだなぁ～と思う

専門学校時代もそれほど必死に勉強してる感じではなかったように思う
でもバイトしてお金の大事さや　奨学金と言う借金を背負うという事を少しづつ考えられるようになったのか　親にお金を出してもらっている友達が学校をさぼるそんな姿を見て「考えられへん」とあきれる息子さんを見て　少しづつ大人になってるんだなって感じた
通学交通費や携帯代　遊び代　洋服代　車の保険代　バイクの維持費などを自分でやりくりしてた
お金ってすぐたまらない　お金ってすごく必要　そのためにはちゃんと働かなくてはいけない
そんなことをこの３年間で少しづつ学んでいったんだなって思う

あまり勉強してる姿は見ないが　専門学校の先生との懇談の時には「成績は悪くない」といううれしい言葉をきかされて　びっくりしながら帰ってきたのが１年前

この一年間は私の中でストレスマックス　ヾ(≧▽≦)ﾉ
消防見学会やどこの消防を受けるのか？
その前に練習でどこか受験してみるか？
いろいろと初めての事が多くて見てるこちらもハラハラしてた

私の中では２年くらいは就活浪人するんだろうと思っていた

そんな息子さんが一発で採用を決めた
もうすごい！すご～いしかないヾ(≧▽≦)ﾉ
国家試験も本番１か月前まで模試で合格点に行くか行かないか・・・
そんなだったけど最終的には合格ラインまでもってきて受験出来た

結果的には今までの模試も含めて　自己最高点で合格した

私にとって息子さんの子育ては　それはそれは辛くて辛くて大変で大変で・・・
よそのお母さんたちは楽しそうに子育てしてるように見えた
楽しそうに見えたと言うか　子どもを尊重しながら子育てしてるように見えた
私の場合は息子さんを尊重していたら大変なことになりそうでそんな事できなかった
マジでこの子連れて死んでしまおうかって思うくらい辛かった時期もあった
この子がいなかったら私の生活ってどんなに楽だったんだろうって考えたこともあったし

でも　でも　でも
今は思うの
頑張ってきて良かった　ほんと良かった　ほんとに良かった

もちろんこれからだって息子さんに何が起こるかはわからない
もしかして消防学校をケツ割って帰ってるかもだし
半年後配属されて職場に馴染めず辛くて働けないってなるかもしれないけど

だけど今のところは　結果オーライってことでいいよね　(^_-)-☆

今の自分の気持ちをつらつらと書いてみた